きゃんぷ・ざ・ほーい

おやじの出張上海訪問も３度目になりました。

前回、前々回は予定がびっしり詰まっていた為

街歩きもほとんど出来なかったのですが

今回は、１泊２日で充分業務は完了出来る内容です。

と言うことで、２日目の午後は観光モードで街をブラブラしています。

世界屈指の高さを誇るランドマークタワー「東方明珠塔」を見物した後は

黄浦江をはさんでお迎えに鎮座するエリア

これまた、上海屈指の観光スポット「外灘」へ向います

浦東エリアの、ビジネス街を抜けると少し西洋文化の香る住居が立ち並んでいます。

「東方明珠塔」からは車で10～15分程度だったでしょうか



テレビや雑誌で、上海って言えば必ず出てくる風景が車窓から見えます。

が、あいにく道路工事中でご覧のような塀が立っています。

せっかくの、”上海バンスキング的風景”が台無しです＾＾；



では、【　外灘（ワイタン）（バンド）】のうんちくを少々・・・


【　外灘　】



って書いて中国語では「ワイタン」って言います。

決して、ワンタンって呼ばないで下さい・・・

英語では、「バンド」って呼ばれています。

ベルトでは有りません・・・（しつこい＾＾；）

黄浦江と蘇州河の合流点から南の金陵路までの中山東一路沿いの黄浦江西岸は、租界時代の上海の中心地だったようです。
ここには19世紀後半から20世紀前半に建造された西洋建築物が多く残っているエリアです。

なぜ、ここに西洋建築物が多く建てられたのでしょうか？

アヘン戦争で南京条約を締結さされ、上海港を開港さされます。イギリスが手始めにフランス、アメリカ等とも土地条約を結び租界地が置かれました。。
「租界」とは中国の主権の及ばない外国人居住区のことです。
このような外国租界は1945年の第二次世界大戦終戦まで存在しまし、1941年、各国の疎開地は全て日本に接収され、1945年日本の敗戦とともに中国に回収されました。

その租界時代に、アールデコ様式の高層建築が世界的にも流行し、上海にも上陸したと言う事です。

黄浦江沿いを南北に走る中山路に1.5kmに渡って建ち並ぶ52棟の建築物が残っているエリアが

「外灘」エリアって呼ばれています。

租界時代の面影をそのままに残す建物が並んでいます。

この一帯は、西洋的です。


では、どうして英語で「ベルト」じゃなかった

「バンド」って言うのでしょうか？

バンドとはそもそも人工の土手や堤防を意味します。
イギリス統治下のインドで、港岸のウォーターフロント地域がバンドと呼ばれていましたが、上海の外灘地域も同様な地形であることからここもバンドと呼ばれるようになったそうです。

租界時代の建物群の前面道路を挟んで



湾岸の堰堤に上がるとこんな感じで展望が開けます。





正面には、近代的なビル群が立ち並んでます。

黄浦江の東海岸です。

ランドマークタワー「東方明珠塔」もそびえています。



観光客も多く、観光客目当ての露店や

上海名物「コピー商」達もたくさんいました＾＾；


ちなみに露店の500ｍｌ入り飲料水（午後の紅茶、コカコーラ、サントリーのウーロン茶）は、5元（75円）でした。



振り返るとノスタルジックな建築物・・・

正面は、近代上海を象徴する超高層群・・・

変な感じです。

ちなみに我々は、正面の「浦東地区」からは車で来ましたが



バンド観光トンネルと言って、南京東路バンドと浦東東方明珠塔の間を結ぶ、全長646.7ｍの河底トンネルでも移動できます。

自動無人運転制御システムの車両に乗って約5分で到着だそうです。

ちなみに料金は20元だそうです。