双六岳 3(雪渓に沢歩きに問題児?)

ゆうと

2006年08月05日 06:30



平成18年7月29日~8月1日 北アルプスの双六岳に行って来ました。

前回までは、林道をだらだらとあがってきましたが、

今回からは いよいよアルプスの本性を見せてきました。

「小池新道」と言われているルートです。

「わさび平小屋」からは「鏡平山荘」まで
距離・約5km 累計標高・約940m 資料参考タイム・3:30(休憩無しです)
                       我が家タイム  ・5:30(休憩いっぱいしました^^;)

ここは、水場が豊富でまたその水が美味しいこと・・・

地図はこちら
☆8:15 「わさび平小屋」で30分ほどの休憩を摂って順調に歩いていると

表題の沢と雪解け水が増水して登山道にあふれていました。



昨夜も雨が降ってたから・・・(そういえば新穂高の登山指導センターに沢増水注意と書いてあったことを思い出し少々不安になりつつ)

新たな関門が目の前に

 

大きな雪渓です。 新調に一歩一歩歩きました。 もしこけたら?

はい、滑って下部の川まで墜落です



よーく見て下さい。下部は空洞に成っています。

と言うことは、薄い所を踏むと・・・ 

怖いですねぇ~



天気も良くなり、景色も澄んできました^^; 

でも、雨上がりですので むぅ~っとしてあぢぃ~

ですが、沢や雪渓の近くに成ると心地よい冷気が感じられました。



今度は、傾斜の着いた雪渓です。 慎重に慎重に・・・(我が家は結構 臆病家族ですので特に)

 

下折戸沢と奥折戸沢を越え だんだん岩場の急坂に成ってきました。



この辺から休憩が多く成ってきました。

と言うのは

我が家の問題児



そうです。「おやじ」の股関節に異変が起きてきました。

上半身は元気ですが、足が前に出ません。

子供達は元気に頑張っているので余計あせるのです

 

ここは、秩父沢です。この橋は通年は7月中旬に架かるのですが数日前にやっと架かりました。
橋が架かる数日前に、この沢で滑落されたのでしょうか、亡くなられているそうです。

 

おやじの股関節の痛みはひどくなるばかりです。内心このままでは3日は保たないかなぁと思いつつ・・・



ストックに頼りながら小股で少しずつ、15分歩いては立ち止まり・・・

少し早いですが

11:00頃 チボ岩と呼ばれる所で昼ご飯にしました。

地図を確認するが三分の一以上は残っています。

いつも、子供に根性 根性・・・と亀田おやじの様に言っているので止める訳にはいけません。。。



ほんま、コイツラは元気で頑張りやです。それに「おとうさん大丈夫~」と声もかけてくれます

イタドリヶ原 シシウドヶ原を通過して

 

 



鏡平(今日の終着地)まで500mの看板です。この表示を見て姫が俄然、張り切り先頭に立ちどんどん行ってしまいました

おやじは痛みの絶頂です。姫のペースに着いていけず(情けない・・・)のらりくらりと

ゆうとが心配そうに



「もうちょっとやで がんばれ~」とずっと声をかけて励ましてくれてました。

子供2人の性格が良く出てます^^;

姫は「誰にも負けたくないといつも気を張って頑張り努力するタイプ」です。

ゆうとは「困ってる人や弱者をほっとけない正義感の強いタイプ」です。

と、痛い足を引きずりながら内心うれしく思い 最後の気力を出しました。

 姫とおかんは13:30「鏡池」到着

 ゆうととおやじは遅れること15分後に到着

『ゆうとありがと』

駐車場を出発して約8時間の1日目の行程は終わりました(おやじのせいで1時間はロスしたかな)



・・・・・・・・・・鏡平山荘編に続く


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