奥駈道4『持経宿~行仙宿』(懺悔)
持経千年桧不動尊を、出発し
木々で解りにくいですが、尾根筋を歩いているようです。
なだらかに登ったり、急激に登ったり・・・
木の根っこを乗り越えたりと・・・
時折、木々の間より
行者還岳や大普賢岳方面でしょうか? 素晴らしい眺望を見せてくれ
嫌に成りかけた気持ちを癒してくれます。
『懺悔・懺悔(ざんげ)六根清浄・六根清浄(ろくこんしょうじょう)・・・』
と念じながら、行者は吉野から熊野への約170kmの「大峯・奥駈道」を歩きます。
途中の75箇所ある「靡」では勤行を行い、無心になっていくのでしょうか・・・
※懺悔(ざんげ)・・・仏教において、自分の過去の罪悪を仏、菩薩、師の御前にて告白し、悔い改めること。または仏教以外にも諸宗教で、それぞれの宗教における神、聖なる存在の前にて、罪の告白ないし悔い改めることをさす。
仏教用語では「さんげ」と読んでいたようですが、キリスト教で「ざんげ」と読み一般的になったようです。
※六根清浄(ろくこんしょうじょう)・・・人間に具わった眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・意根の六根を清らかにすることを指す。
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)プラス第六感(意識)の、それぞれが起こすさまざまの欲望を断ち切って清らかな心を得たいと願う掛け声でしょう。
『懺悔・懺悔(ざんげ)六根清浄・六根清浄(ろくこんしょうじょう)・・・』
なだらかに登ったり、急激に登ったり・・・
木の根っこを乗り越えたりと・・・
下ったり・・・
と繰り返しです。。。
気持ちが少しめいってくると
山伏さんが、みんなの気持ちを奮い立たせるように、自らを奮い立たせるように・・・
ほら貝を吹いてくれます。
山伏さんも、息を切らして登っています。
なのに、みんなを奮い立たせるように・・・
姫も奮い立ったでしょうか^^;
ちょっと前半から、身体の小さな姫には辛い道を歩いています。
それに、皆さんのペースが速い早い・・・
鍛え方が違います。。。。
この「ナラ」の木ですが
樹周540cm 5m40cmも有ります。
ミズナラは、物理環境の厳しい場所でも育つと言われています。
一汗掻きながら、「持経宿」から1.4m 約40分と書かれていますので
ペース的には標準ペースだったんですねぇ
おやじ的には、前半のここのペースが少し辛かったのですが・・・
懺悔が足らなかったようです^^;
山と渓谷社 J GUIDE歩く旅/吉野・大峯の古道を歩く
では、次回へ
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