奥駈道5『持経宿~行仙宿』(平治宿)

ゆうと

2007年11月24日 06:30





平成19年11月3日 今回は下北山村主催のイベント

「大峯・奥駈道自然の旅」に参加し

南奥駈道の「持経宿~行仙宿」を歩いて来ました。

持経宿から巨木の根っこをまたぎながら、

なだらかに登ったり、急激に登ったり、尾根筋を1時間程歩くと

左手に、小屋が見えてきました。

21番靡の『平治宿(へいじのしゅく)』です。

★行 程
下北スポーツ公園 8:00 (バス移動) 9:00 ~ 9:40 持経宿山小屋 9:50 ~ 10:00 持経千年桧不動尊 10:15 ~10:40 両又分岐 ~ 10:50 平治宿(20分) 11:10 ~ 転法輪岳 ~ 怒田宿 ~ 行仙岳 ~ 行仙宿山小屋 ~ 四ノ川林道登山口

転法輪岳(1281.2m) 倶利伽羅岳(1252m) 行仙岳(1227m)

「距離」 約8km(概算です。)
「累積標高差」 約±1,685m(概算です。)

 


※ショウタンさんのHP → http://www.syotann.com/index.html
※ショウタンさんのブログ → http://white.ap.teacup.com/syoutann1/

※下北山村のHP → http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/

※国土地理院 地図閲覧サービス(2万5千分1地形図) 池原 [南西] → http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=51350700&slidex=800&slidey=0
出発時は、肌寒くて薄手のジャケットを羽織って歩き出しましたが

1時間も歩くと、汗がダラダラ出てきます。



ボチボチ休みたいなぁ~と思っていると

前方が開けて、ザワザワと「平治宿」に着いたようです。



10:50「平治宿」到着です。

【 平治宿(へいじのしゅく) 】



※持経宿山小屋より約60分 持経千年桧より約50分



この山小屋も、「新宮山彦ぐるーぷ」さんが、平成3年に再建され管理されています。





内部は、こんな感じで10名~15名は休めるでしょうか。

毛布もいろりも整備されていまして、¥1,000の利用協力金を納めます。

トイレは、小屋前広場の隅にあったようです。

広場にはテントも張れそうです。

水場は、奥駈道を挟んで10分ほど下ったところにあるようです。


小屋の紹介はこれぐらいにして

本来の「宿」を紹介します。

平安時代から続いている由緒ある、「宿址」です。

ここには、西行法師が三回ほど修行に立ち寄ったようです。

桜をこよなく愛した西行は吉野の奥千本付近に3年間過ごしたようです。

ここ奥駈も何度か足を運んだそうです。

山家集にはこの時に詠んだ歌が残されています。



『へいちと申す宿(すく)にて月を見けるに、
梢の露の袂にかかりければ
梢なる月もあはれを思ふべし光に具して露のこぼるる

と刻まれてます。

西行法師も、苦しい行を行いこの地で宿泊したのでしょうか

美しい月をみてホッとしたのでしょうか^^;


ここ、「平治宿」では勤行をして サポート隊リーダさんより説明を色々聞かせてもらい

20分ほどして点呼をとって出発です。

ここからは、最後尾集団からのんびり行きましょう^^;





登ったり、下ったり・・・

山あり谷あり・・・

楽あり苦あり・・・





次回にします。






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