奥駈道5『持経宿~行仙宿』(平治宿)
出発時は、肌寒くて薄手のジャケットを羽織って歩き出しましたが
1時間も歩くと、汗がダラダラ出てきます。
ボチボチ休みたいなぁ~と思っていると
前方が開けて、ザワザワと「平治宿」に着いたようです。
10:50「平治宿」到着です。
【 平治宿(へいじのしゅく) 】
※持経宿山小屋より約60分 持経千年桧より約50分
この山小屋も、「新宮山彦ぐるーぷ」さんが、平成3年に再建され管理されています。
内部は、こんな感じで10名~15名は休めるでしょうか。
毛布もいろりも整備されていまして、¥1,000の利用協力金を納めます。
トイレは、小屋前広場の隅にあったようです。
広場にはテントも張れそうです。
水場は、奥駈道を挟んで10分ほど下ったところにあるようです。
小屋の紹介はこれぐらいにして
本来の「宿」を紹介します。
平安時代から続いている由緒ある、「宿址」です。
ここには、西行法師が三回ほど修行に立ち寄ったようです。
桜をこよなく愛した西行は吉野の奥千本付近に3年間過ごしたようです。
ここ奥駈も何度か足を運んだそうです。
山家集にはこの時に詠んだ歌が残されています。
『へいちと申す宿(すく)にて月を見けるに、
梢の露の袂にかかりければ
梢なる月もあはれを思ふべし光に具して露のこぼるる』
と刻まれてます。
西行法師も、苦しい行を行いこの地で宿泊したのでしょうか
美しい月をみてホッとしたのでしょうか^^;
ここ、「平治宿」では勤行をして サポート隊リーダさんより説明を色々聞かせてもらい
20分ほどして点呼をとって出発です。
ここからは、最後尾集団からのんびり行きましょう^^;
登ったり、下ったり・・・
山あり谷あり・・・
楽あり苦あり・・・
次回にします。
あなたにおススメの記事
関連記事